あんざい通信 アンザイ株式会社リニューアルプロジェクト

オフィスづくり事例ファイルNo.13

アンザイ株式会社リニューアルプロジェクト
~働き方に合わせた、さらなるオフィスの進化~

施工のポイント : 社員の意見を取り入れることを重視し、働き方に合わせたエリアを複数つくり、生産性の向上とコミュニケーションの円滑化を目指した。

リニューアルプロジェクト ゾーニングとルールづくり

・外部からのコミュニケーションをシャットダウン
・デスクトップパネルが高いため反対側のワーカーと目線が合わない
・社内カレンダーにて予約

・1人で落ち着いて仕事に取り組みたい時に使用
デスクトップパネルがあることにより完全に仕切ってはないが1人だけの空間を作る
・私語禁止

・立っている人と目線が同じなので自然と会話が生まれやすい
・テーブル上のフレームと照明が空間を緩やかに区切り会話しやすい雰囲気になる
・特に設けていない

・少人数の簡易的なミーティングや食事スペースとしても活用できる
・植栽を設置することにより空間を彩り交流を促す
・12時~13時は飲食可能
社内インタビュー

◇プロジェクト立ち上げの経緯は何ですか?

2年前にフリーアドレスが実施されましたが、座る席が固定されていることも多く、利用目的にあったワークスペースが無かったことに課題を感じていました。また、前回のリニューアルは社員の意見を取り入れることが不十分であったため、私が手を挙げてプロジェクトを立ち上げました。
ちょうど5年前に一括導入したパソコンが買い替え時期になったため、オフィス家具と働く環境に合わせたパソコン導入を検討しようと思いプロジェクトに参加しました。

◇プロジェクトでこだわった点は何ですか?

プロジェクトメンバーを決める際、柔軟な考え方をするために若手社員を中心に選びました。また、社員の意見を取り入れるためにコクヨさんの「はたナビプロ」を実施し、プロジェクトメンバーだけでなく社員と直接コミュニケーションをとり、現状の課題をしっかり把握することに重点を置きました。
パソコンは実際に触ってみないとわからないことが多いので、デモ機を社内においてアンケートを取って機種選定を行いました。必要な周辺機器も個人ごとで異なるのでヒアリングを細かく行い、それぞれに必要なものを購入しました。

◇プロジェクトマネジメントで苦労した点は何ですか?

パソコンが予想以上に高額であったため、全体の予算を抑えることに苦労しました。また、各社員の要望をヒアリングした結果、意見の食い違いが発生し、全員が満足するオフィスレイアウト、運用ルールを決めることが難しかったです。
基本的に社員に入替作業(データ移行等)を行ってもらうことを前提としたので、マニュアルづくりと社員のサポートに苦労しました。

◇施工後、納品後の感想は?

社員から「今回のリニューアルは良かった」と言ってもらったので、勇気を出して手を挙げて良かったと思いました。また、緑が増えたので私自身リラックスした環境で仕事ができるようになりました。座る席が固定化されなくなったため、社員のコミュニケーションが円滑化したと思います。
また、初めてプロジェクトマネージャーを担当したので、段取り等がわからず苦労しましたが、非常に良い経験になったと思っています。
パソコンのスピードアップや軽量化による持ち運びが容易になったため、社員の生産性が向上したと思います。

◇反省点、今後の改善点は?

社員の意見を聞きすぎたため、とりまとめに時間がかかりました。もう少し、プロジェクトの目的の明確化と共有化を図り、リーダーシップを発揮すれば良かったと思います。また、時間がなく、社内説明会で内容を理解してもらうために不十分な点があったので、もう少し説明を丁寧にすれば良かったと思います。
社員の意見を取り入れることにより概算費用より予算オーバーしたので、事前の調整、調査を十分にする必要があったと反省しています。