掲載日:2023.10.02
秋と言えば、「お月見」を思い浮かべる方も多いことでしょう。特に、旧暦8月15日(現代では9月中旬)の「十五夜」は非常に有名です。「十五夜」は、別名「中秋の名月」とも呼ばれ、今年は9月29日に当たりました。
さらに、「十三夜」は「十五夜」に続いて美しい月とされています。十五夜が「芋名月(いもめいげつ)」と呼ばれるのに対して、十三夜は栗や豆の収穫期にあたるため、「栗名月」「豆名月」とも称されています。旧暦の9月13日にあたり、現代の暦では毎年日にちが異なります。2023年は10月27日(金)となります。
十三夜には、秋の農作物である栗やさつま芋、里芋、大豆などの収穫に感謝し、月にお供えをする習慣があります。そして、お団子も欠かせませんが、実はその並べ方にも決まりがあることをご存知でしょうか?下の段には3×3の計9個を、上の段には2×2の計4個を積み重ねるのです。
美しい月を眺めながら、10月27日には月に見立てた団子をお供えし、秋の実りに感謝し健康を願うのはいかがでしょうか。
私は大好きな日本酒と共に空を仰ぎたいと思います。
フードコーディネーター
Lapis 佐々木晴美
日本デザイナー学院・インテリア科卒業。
フロアー空間やショーケース、イベントのディスプレイに加え、メニュー開発・レシピ提案・市場調査・パッケージのデザインまで手がける。シンプルな食材でシンプルに表現し、心を豊かにする五感に訴える食を提案。
特に視覚に訴える器や盛り付けまでトータルプロデュース。