フードコーディネイター佐々木晴美 彩りの工夫で「小さな幸せ」

掲載日:2023.01.05

 

あけましておめでとうございます。最近、おせちをしっかり作る家庭は少なくなっているかもしれません。
ネットで簡単に、老舗やときめく料理人のおせちが購入できますからね。

ひとつひとつにおめでたい意味やいわれがありますが、知っていると手作りする支度も楽しくなるもの。
例えば黒豆は健康で「まめに働く」昆布は「喜ぶ」エビは長い髭を生やし、腰が曲がるまでと長寿の願いを込めて…などなど、日本の素敵な文化や意味が詰まっています。
しかし、子供たちにはなかなか不人気かもしれません。そんな時は少し洋風のものを加えてあげると楽しめるかも。
「将来の見通しが良い」と縁起の良い蓮根はハンバーグに。
「子孫繁栄」の願いが込められた里芋はいももちにしてみてはいかがでしょうか。
さて、今年のスタートをきったばかりですが、是非年末にはおせち作りを楽しんでみてくださいね。

 


 

フードコーディネーター
Lapis 佐々木晴美

hal-lapis@nifty.com

日本デザイナー学院・インテリア科卒業。
フロアー空間やショーケース、イベントのディスプレイに加え、メニュー開発・レシピ提案・市場調査・パッケージのデザインまで手がける。シンプルな食材でシンプルに表現し、心を豊かにする五感に訴える食を提案。
特に視覚に訴える器や盛り付けまでトータルプロデュース。